騒がしい朝

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ミルがついに騒がしさに耐えられなくなり、本をパタリと閉じたとき 「ミルフィオナ様!」 「ミーーーr…フベシ!」 メイドと、青年が部屋に入ってきた 「え、ちょ、ミル!? いきなり、入ってきた兄に向かって"グラビティ"はないんじゃないかなぁ!?」 魔法で地面にへばりつけられている青年はミルを見上げる ミルは本をおいて、椅子から立ち上がると兄を一瞥し、メイドを見た 「何かあったの、ルルゥ?すっごく騒がしいんだけど?」 ルルゥとよばれたメイドは栗色のショートボブの髪を整えながら言った 「イケメンを狙って、リシェナ様が勇者召喚を始めたんです!」
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