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「よせっ。自分が何をしてるか分かってるのか」
「センセ凄い。引っかかって下ろせないよ」
人の言葉も聞かず、クスクスと楽しそうに笑ってる優一を見て、頭がクラクラしてきた。
「だってセンセ、固いんだもん。あ、コッチもだけど頭もね」
「見るなっ」
ゆるゆると手を動かしながら、視線は食い入るように分身を見つめている。
「凄い……」
感嘆しながら、物欲しげに自身のくちびるを舐める優一は。壮絶なまでに美しかった。
「優しくするから。センセの“処女”ちょーだい」
「処女とか言うなぁぁぁっっ」
押し殺した声で絶叫する声が、そのあと甘さを含んだものに変わり。
「ん……キッツ。また締まったね」
声が枯れるまで淫魔の魅せる甘美な夢は、終わらない。
「好き。センセ大好き。全部をオレにちょーだい」
安いパイプベッドの軋む音が、興奮を煽り。
「センセ。気持ちい?また出してもいいよ」
「も……無理っ」
生まれて初めて取らされる格好が、羞恥を注ぐ。
モラルも何もかも全て飛んでゆき、与えられる快楽に抗えずに真っ白な世界へと堕ちていった。
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