第1章

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毎日同じ時間に起きて、仕事に行く。 私は車通勤で、毎日満員電車に揉まれ無いことだけが幸いだ。 季節によって忙しさはまちまちで、この仕事が好きかと聞かれると、別に。 嫌いかと聞かれても、別に。 特に何の意味もなく就職した職場に毎日通う。 季節は冬。 今が一番忙しい時期だ。 毎日毎日、サービス残業が続く。 家に帰れる時間も日に日に遅くなる。 そんな中で、私の唯一の癒しがある。 それは、綺麗なもの。 綺麗なもの、とひとくくりにされると難しいかもしれないけれど、綺麗なものなら何でもいい。 特に、美しい景色が私のお気に入りだ。 朝露に濡れた葉、夕焼け、綺麗な空、夜景。 日々のストレスはそういった綺麗なものをみて癒す。
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