第三話「探検」

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「きゃっ」    突然ぐいっと腕を引っ張られて、思わず声を上げる。 引っ張られた勢いで何かにぶつかる。 そして身体全体が温かさに包まれた。 エリーが顔を上げようとすると、それをさせないかのように強く抱きしめられる。 顔を埋めたエリーは、この温かさの主の匂いを知っていた。 ――ウィリアムだ。
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