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「う、うわああぁぁぁ!? いつの間に!?」
「輝夜国の手先だ! 出会え! 出会え!!」
「静まれぃッ!! 彼女は使者であるぞ! 手出しは無用! ……久しぶりだな、ミコト。できればこのような形で再会はしたくはなかったぞ」
「~~~~ッ! 相も変わらずやかましい怒声じゃのぅ、タケルよ。 儂は主とは二度と顔も合わせたくはなかったぞい」
「何用ですか、ミコト。用件を述べなさい」
「うむ、儂とていつまでも長居するつもりはないからの。輝夜国元帥ジャールからの伝言を預かって参った。心して聞けい」
『太陽の加護を失いし貴国に、もはや勝機など無い。早々に武装を解除し、我々に降伏せよ。さもなくば我々の殲滅作戦により多くの血を流すことになるであろう』
「――猶予は6時間じゃ。が、儂"ら"はそこまで待つつもりはない。……のう? 柊斗、湊陽菜や」
「全くだよ。僕は待つのが嫌いなんだ」
「同意見ダ。モウ終ワリニスルベキダロウ」
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