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【純血種】の血を何らかの形で取り込んでしまったものは、
その血の強さにアレルギー反応を起こし命を落とすか、
理性を失い血を求めるだけのケダモノになるか、
【混血種】と呼ばれる吸血鬼の仲間になるかの3つ。
【純血種】は人を惹きつけるため、
【混血種】の中には、自分に血を与えた【純血種】を主と慕う隷属の吸血鬼になるものもいるという。
血の薄い吸血鬼でも1日にグラス1杯の血があれば生きてゆける。
血が濃いほど必要な血の量は減り、最も高貴な【純血種】はほとんど血を摂らなくても生きていけるため、
【純血種】の中には血の量よりも味を求める嗜好があるらしい。
長い時間を生きた彼らにとって暇つぶしこそ生きる意味であり子供のように執着するものもいると言う。
【純血種】の死は誰も見たことが無く、その生命力も人智をはるかに超えている。
人間であれば死に至るような怪我を負っても、1日も経たないうちに治ってしまう(痛みは感じるよう)。
そのため不死ではないかと言われている。
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