第1章

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昇降口のあたりに来た時、 見知らぬ人がいるのを見つけた。 しかも男。 千鶴の中で男子の印象は うるさい下品バカうざい なので特に用がない限り無視。 別に男嫌いとかそういうつもりはないけど 積極的に近づきたいとは絶対に思わない。 今日も特に何も思わず横を通り過ぎようとした ……が ……そこ、千鶴の靴箱なんですけど。 男子生徒が座りこんでいるのはちょうど千鶴の靴箱のある真ん前 見事に千鶴の靴箱をふさいでた。 男子は寝てるのか何なのかよくわからないが 体育座りで頭を膝に落としている。 しかも運の悪いことに耳にイヤホンをしているのも見えた
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