運命の手紙

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「今日も剣道部の朝練?」 弥生は祐人の隣に並んだ。 「自主練。基本的に剣道部は朝練は自由参加」 弥生は背中の竹刀袋を見た。 「弥生はどうした?」 「え?」 弥生は祐人の顔を見上げた。 「部活動に加入してないなら、こんなに早く登校する必要なんてないだろ?」 祐人は腕時計を眺めながら、弥生に尋ねた。 「草薙君に手伝ってほしいことがあるって言われたから」 「またかよ」 祐人は軽く舌打ちをした。
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