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そっ、そっちの...夜の情事の話でしたかッッ!!!
えッ!?てゆーか、どの辺りから?!
あれッ!?待って、『お互いの初めて』?!
それ、今再確認して良いもの?良くないもの?!
いや、再確認する必要はないの?!あるの?!
「俺もきたる決戦日までにイロイロ勉強するつもりだけど。なるべくそれまでに、真理の体を馴らしていこうね」
いつもどーり、顔の周辺をさわさわしながら、変に爽やかに言い切る千絋くん。
ぇぇえぇえええッッ?!?!
「そーゆー訳で。俺、二人分稼ぐためにバイトに励むからよろしく。
これから卒論も佳境に入るし、なかなか出掛けられないかも」
「あ、いや、卒論は頑張ってください。私のことはお気になさらず。
ただ、バイトは」
「いーよ。それなりに力入れたら直ぐ貯まるから。俺、先輩だしね」
「いやっ、でもっそれは!」
「ん。真理の気持ちはわかるけど。やるべき時にやりきるのって、大事じゃない?
俺もさ、司法試験について調べたんだよ」
「...はぁ」
「予備試験に受かれば、司法大学院に行かなくても司法試験を受けられるんだろ?
2年も短縮できるなんて、大きいじゃん。
頑張ってよ。1億使い切る勢いでさ」
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