第1章

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「えっと。簡潔に云うと、俺の爺さんの遺産を分配したら一億円貰える事になってそれをカジノに使ったんだ」 「うん、……簡潔過ぎるな」 「それで、カジノに使った一億円は今じゃ50億以上に増え「おいおいおいっ!春樹さんよ、話がえらい方向に転換しましたね!」 「…てへっ」 「てへっ、じゃねぇんだよ!あぁん!?」 やばっ…めっちゃ怖ぇ。 「 す、すみません」 「…はぁ。うんで今や50億円以上あってセレブの仲間入りてか?」 「そ、そうだな」 悠人の顔が見れず知らぬ間に回遊魚の如く目が泳ぎまくる。 「嘘言ってんじゃねーよ!話がデカ過ぎて嘘としか思えねぇよ!」 「 で、ですよねー。…だけど事実だし、今じゃ自分の会社も「はい! ちょっと、いいですか?」 「なんだね、悠人君 」 「なんか自分の会社って聞こえた気がしたんだけど、気のせいかな?」 「 気のせいではなくてそう言いましたね」 「…なんで俺、お前の親友なのにそんな大事な話を知らない訳?」 「 …だ、黙ってたからな」 「なんで?」 「さ、サプライズ的…な?」 「 ふふっ…」 …あれ?悠人笑って……ないよね、うん。 目が笑ってねぇー!!
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