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15分ほど遅れて戻ってきた彼女は、
湯上りらしく頬を赤くし、
髪を後ろで1つにまとめ、
額に汗を浮かべながら言った。
「良いお湯だったね、
そんなに熱くなくって良かった。
景色も最高だったし。
だけどドライヤーの風量が弱くて髪、
乾いてないんだ」
そう言うと、
寝転んでいる俺の足元を通って縁側に
出ると、
窓を開けてから脚を右側に崩して座り、
持っていたタオルで髪の水分を取り
始めた。
「良い風が入ってくるね、
気持ち良い・・・」
1人で見ていた庭の風景に、
彼女が加わった。
普段ミニスカートや肩や背中の開いた
服を着ているのを見た時のドキドキ
する感情や海、プールでビキニに
なった彼女と、
一緒に遊んだ時に感じた健康的な
セクシーさとは違って、
適度な湿度と女性の香りが彼女の
周りを包んでいて、
いつもより露出はずっと少ないのに、
しっとりとした落ち着いた雰囲気の
色っぽい彼女がいた。
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