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濡れている黒髪、
白い肌がほんのり上気して薄い
ピンク色になった頬、
髪をかき上げた時に見えるうなじ、
しっかり閉じられていても気になる
浴衣の胸元・・・それに・・・
「ん? 何? じっと見てるけど・・・」
顔を左に傾けて髪にタオルを当てたまま、
静かに笑いながら言った。
「えっ いや・・・別に・・・」
本当は色っぽいね、と言いたかったけれど、
今の雰囲を壊したくなくて黙っていた。
そんな俺の態度に、
彼女は悪戯っぽく笑いながら
「あ~分かっちゃった~♪ 実は今、
おっ 色っぽいな!
なんて思ってたでしょ ねっ そうでしょ?」
と嬉しそうに話す。
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