20cmの距離 2

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こんな時、 見せる彼女の子供っぽい笑顔も魅力の一つだった。 俺は、 寝転んでいた身体を起こして胡坐を掻いて座ると じっと見つめて 「そうだよ・・・琴音。浴衣も似合っているし、 濡れた髪を乾かしている姿が、すごく色っぽいよ」 と言った。 一瞬の沈黙の後、 明らかに照れた笑い顔になって 「な 何言ってるの・・・真面目な顔して 」 と言うと、左斜め下に視線を逸らして黙 ってしまうが、口元は緩んでいる。
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