0人が本棚に入れています
本棚に追加
こんな時、
見せる彼女の子供っぽい笑顔も魅力の一つだった。
俺は、
寝転んでいた身体を起こして胡坐を掻いて座ると
じっと見つめて
「そうだよ・・・琴音。浴衣も似合っているし、
濡れた髪を乾かしている姿が、すごく色っぽいよ」
と言った。
一瞬の沈黙の後、
明らかに照れた笑い顔になって
「な 何言ってるの・・・真面目な顔して 」
と言うと、左斜め下に視線を逸らして黙
ってしまうが、口元は緩んでいる。
最初のコメントを投稿しよう!