第1章

16/35
前へ
/35ページ
次へ
①   現在ユージとエダがカミングス一味の潜入に成功。作戦実行中。島の直接映像は未だクラウディア号には配信されている。 ②  村田はファイナル・ゲームに固執。そのため拓と一時停戦を求め何かの条件を出した。拓は今、ようやく核兵器の事を知った。そしてその事は生存者たちも知る事になる。 ③  <ニンジャホーム>の存在は、NSA、ゲーム運営、村田の一味は知っている。サクラたちを除いてコール、大統領は知らない。セシル、アレックスは知っている。 ④  村田だけがウイルスの所在を知っている。本人の発言、運営が強硬手段に出ない点、 それら状況を考慮した場合、そうとしか考えられない。  ⑤  今、島に襲っている反ロシア系マフィアと傭兵の数はヘリとボート合わせて10人。これは村田の偽装の可能性が高い。ヘリもボートもクラウディア号から発進したのをコールと<M・P>側が確認した。<死神>の生存数は最大12人。 ⑥  サクラが核兵器を所持している……と拓、村田、運営側は信じている。サクラもその事を教える気はない。飛鳥が捨てた核兵器+水上バイクは見つかっていない。 ⑦  涼とピートが紫ノ上島に向かっている。セシルが衛星画像を加工しているのでその姿は今のところ見つかっていない。 ⑧  <新・煉獄>側は、拓の装備を除き海に捨てられた。サクラたちはそれぞれ拳銃+自動小銃とSMG、爆薬。涼が自動小銃を持って島に向かっている。合わせれば5人はフル装備が可能。しかしこれはサクラたちの自警用で拓たちには回せない。 ⑨  ファイナル・ゲームの内容はまだ分からないが、村田はウイルスを賭けると言及。 ⑩  反ロシアのテロリストたちは村田と連携している可能性があるので、<死神>と本気で戦うかは分からない。しかし、生存者たちには危険が大きい。その事も村田は想定内で、何か企んでいるが、現状対応できない。 ⑪   20億円という大金が何故か村田の手の元にあるというが、誰も現物は確認していない。しかし飛鳥を追い払うため脱出方法まで提示したことから、その存在は高い。  紫ノ上島 <煉獄> 午前10時24分  まとめられた報告を聞き、サクラは長嘆した。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加