第二章 ダンジョン作成

5/5
前へ
/20ページ
次へ
突然だけど、ボクは元いた世界では孤独だった。 そんな孤独なボクにも、友がいたんだ。 遥か大陸の海の向こう側 とある島国の第一王子だった彼は、我が国に遊びに来てはボクに自分の国のことを話してくれた。 自分の国には魔法とは少し違う妖術を操る“妖怪”という存在がいること。 ボクのいる国とでは衣服が違い、ドレスではなく“ワフク”と呼ばれる服を着ているのが常だということ。 他にも、色々な遊戯や建物、歴史の違いをボクに語ってくれた。 彼の話は、城と戦場とを行き来する生活を送っていたボクにとって夢物語を聞いているようだった。 そんな彼の話の中に、“鬼ごっこ”と“かくれんぼ”という遊びがあった。 その2つをボクはウルフとシャドーにそれぞれやらせている。 “鬼ごっこ”は逃げる側にとって瞬発力と体力が身に付くし、追う側にとっては索敵能力と体力が身に付く。 “かくれんぼ”は、隠れる側にとって隠密能力が、探す側にとって索敵能力が身に付く。 ピクシーにはルチアから魔法指導をしてもらい、ゴブリンにはジークから武術指導をしてもらう。 これでどこまで強化出来るか…それは4日後のお楽しみとしておこう。 ボクは魔方陣学のレベル上げをしようかな。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

140人が本棚に入れています
本棚に追加