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地獄の治療が終わり、俺はヘロヘロになりながら家へ帰った。
そしてすぐ北野に電話をかけた。
「はい♪ もしも~し♪」
「今日、メスで歯茎切られてさ、すっげぇ抜くのに時間かかって大変だったわぁ。」
「まじか~♪ それは災難だったなぁ~♪ 適当な事言ってごめんな~♪」
俺は嫌な予感がした。別に歯が痛い痛くないはどうでもいい。人によって痛さの差はあるだろうし、そんなことはどうでもいい。北野のこのテンションの高さ……。
「おぅ。まぁそれは全然言いんだけどさ……北野なんか良い事でもあったのか?」
「え~♪ 何で分かったの? 実はさぁ~♪ 昨日上田さんから電話かかってきてさぁ~♪ 告白されちゃったわけよ~♪ だから付き合うことになりました!」
「え? 上田さんってあの上田さん?」
「そうそう♪ 上田綾香ちゃん! やべぇよ。夢みたいだよ! だから今から一緒に遊びに行くんだ! やっべぇよー幸せだよ!」
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