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「なにっ?!魂が詰まっただと……?」
2人がこちらを見ながら話している。
「かなりはみ出しているよな」
『あの、私は何故此処にいるのでしょうか?』
そう言うと、私の目の前にいる2人はとても驚いたようだった。
「あなたは……何故話せる?何故正気を保てているの?」
……質問を質問で返さないでくださいよ。
そんなこと、此処が何処だかわからない私が知るわけがない。
「“ミカエル”、少し落ち着け。あんた、名はなんという?」
『私は“神鬼 呉羽”といいます。』
“神鬼”
そう、その言葉を発したとき時が止まった……。
その時間は10分だったかもしれない。いや、1分。刹那の時かもしれない。
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