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安保関連法がこの時期に成立したのには理由があるはずだ。
なぜそうなのかを説明するために、まずは世界的な金の流れを知る必要があった。
まず、今年(2015年)の8月にチャイナ・ショックがあった。
それによって「世界同時株安」が引き起こされた。
中国の金利引き下げ政策がきっかけで世界中の株が大幅下落した。
その値下げ幅は怒涛の勢いで拡大し、底値が見えない恐怖に金融市場がパニックに陥った。
それは中国経済活動の行き止まりを示唆するものとして世界中から注目を集めるに充分のインパクトがあった。
中国のバブルが弾けることによって強烈な連鎖反応が起こり、もの凄い勢いで投資筋からマネーの引き上げがなされた。
そして安全資産として日本の円が買われはじめ、逆に日本の株関連は大幅値下げを余儀なくされる。
日本だけではない。あらゆる国の株価格が投機筋によって強硬値下げされた。
為替を見ても、ドルは125円台から一気に116円台に値下げした。
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