第1章
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誰もいない無人駅。 数年前には絶景スポットとして有名だったらしいが、元々田舎あったせいもあって、今になってはわざわざ足を伸ばす人はいない。 「緑が綺麗だよ」 「あぁ…そうですか」 先輩は持ってきた一眼レフで何度も景色を納める。 部活に生徒全員参加のおかげで写真部には幽霊部員が多く、真面目に活動しているのは先輩くらいのものだろう。 .
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