第1章

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カメラが私を捉えたように、先輩がまた、私の心を捕らえて、写真と一緒に縫い付けた。離れることはもう出来ない。 「先輩、責任取って下さいよ」 「えっ?何のこと?」 わざとじゃないかと思うほとの惚け顔につい、笑ってしまう。 すると、先輩の顔がみるみる赤くなる。私も負けじと赤くなっていると思う。 心地よい風が私たちを撫でていった。 これは先輩と私、白川緑の現代の恋の物語。 ―――――――――――おわり。 .
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