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「やっぱりみほの作った料理、美味しい! りょうくんは幸せだね~。」
少し酔いの回ったらしきまゆが上機嫌で言う。
みほは、引っ越しが決まってから忙しいと言っていた私の部屋に調理器具は揃っていないことを見越し、大きな2段のお弁当箱に手料理を沢山作ってきてくれた。
「みほは、仕事から帰って、疲れてる時とか、夕飯作るの辛くない?」
私がついさきほど感じた不安を聞いてみた。
「私だって、毎日壱からなんて作ってないわよ。休日にまとめて作ったり、冷凍したり、朝、出勤準備しながら下拵えしたり・・・。」
そう言い、スパークリングウォーターを一口飲んだみほは、急に私とまゆに向かい座り直した。
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