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ここは6階で、近くに高い建物も少ないけど、外から見えているのではないか?という不安と、まだ、先ほどまでの杉浦所長とのギャップに心がついていけずにいる。
唇が解放されると同時に、まわれ右させ、窓を向かされる。
後ろから私を包み込んだ杉浦部長は、シャツの裾から背中に手をかけた、と同時に、上半身が締め付けから解放される。
その大きな手は、シャツの中を弄り、前身の膨らみを弄び出す。
窓の先の真っ暗な闇に映る私は、まだシャツのボタンは途中までしか外されていない。その中身だけが、不自然な動きをしている。
闇の中の自分を見た私は溜め息をついた。
”・・・中途半端な格好・・・”
ここにきて、やたら冷静な、この状況を客観的に見ている私がいた。
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