行動

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行動

私は爺さんの言っていたパチンコ屋の地下に来た。 私は、手袋をつけた。 ここまで、なんのことはない、普通に入れた。 鍵とかは全くされていない。 (どういうことなんだ?) と、不思議に思ったが、実際にカネがあるのなら、もらわない手はないだろう。 暗い、ひたすら暗い。 私は、持ってきたペンライトを点けた。 周りを見渡すと、物置のようだ。 壊れたパチンコ台や、壊れた椅子。 少し片付いているところは、新しく納入するパチンコ台だろうか。 大きなシートにくるまれている。 正面に、大きな扉がある。 金庫の扉のように厳重そうだ。 真っ直ぐに引いてみると、信じられないことに開いたのだ。 音を立てないように、開けてみた。 比較的新しいもののようだ、全く音はしなかった。 中に入って、ペンライトの光を当ててみた。 そこには、トランクと大きな袋がある。 大きな袋を持ち上げようとしたが、かなり重い。 カネだとしたら硬貨かもしれない。 トランクを恐る恐る開けると、そこには札束が詰まっている。 トランクは3個あった。 ひとつずつ見ていくと、中に札が入っているのは、最初のものだけだった。 とりあえずは、最初のトランクのふたを閉めた。 私はまんまとこのトランクを持って、家に帰った。 家に帰り着き、明かりを点けて、トランクを開けてみた。 札束がギッシリと詰まっている。 (本物だ、間違いない) 数えてみると、一億あった。 私は数分で、億万長者になったのだ。
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