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私は、ロトシックスは、毎回同じ番号を１セット買っていた。
何十回か購入して、１０００が三度当選していた。
運が良いのか悪いのかは、読者の判断にゆだねたい。
しかしながら今回の購入では、すべてがあたりまえのように違っていた。
いつものように並んでいる人がいなく真ん中の売り場が空いていた。
私は、なぜが前回分の券を出さず購入用紙のみを窓口に提出した。
窓口の女性は、いちもと違い後光が差していた。
券を受け取るときの（あたりますよいに）という言葉が大きくはないが力強く
あたるのではないかと、私の心が揺さぶられた。
その後仕事が忙しくくじのことは、忘れていた。
チャラ チャラ チャラ
携帯のメールが鳴った。
一億円当選
私は、頭が真っ白になり仰向けに倒れた。
目覚めると病院のベットの中。
住宅ローンの残債が１０００千万円、子供の学費、生活費、その他差し引いても６０００万円は、自由に使える金となる。
会社をつくるか、散財するか、投資？
私は、地方でマンションを買い悠々自適に大家さんを仕事に生活している。
世界一の不動産王などになるつもりなど毛頭ない。
これが私の生きる道となった。
完
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