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思い出すんだ、よーく考えろよ?
あの時確か……………………
『望月!!今日こそは決着を付けてやる!!表にでやがれやーー!』
バンっ!!と、音を鳴らし開かれた…いや、倒された教室の扉
息も荒々しく、オレンジ色のつんつんととがった髪に、茶色のブレザーの制服を着た男が立っている。
『おいおい…いくら何でも教室のドアを破壊するのはどうかと思うよ~?ライオン君?』
クスクスっと側にいた女の子達から笑い声が漏れてくる。
すると、顔を真っ赤にしながらグルグルとうなり声を上げながら、さながら本物のライオンだww
『ライオンじゃねー!!獅子道 彰”シシドウ アキラ“だ!』
『どっちでもいいけど、焼きそばパン売り切れちゃうから僕もういくよ?』
『決着を着けるまで売店には行かせねー!そして目の前の退路は俺様が塞いだ!お前の後ろは窓だが、ここは3階どこにいいいいい!?なにしてやがるるううううう?!』
『何って……窓の縁に、足掛けて上ってるんでしょ?え、そんなこともわっかんないの?』
窓の縁に両足をかけて、屈んでいる状態で顔だけ後ろを見ている。
屋上で寝たら今日は気持ちいだろう風が頬をなでていく。
『あ、もしかして僕が飛び降り自殺するぞって脅すと思った?』
やっべっ、すっごいニヤニヤするw
『ばっ、なんだよ違うのかよ…』
とっと焦ったじゃねえか、脅かすなよってゴニョゴニョ言って、なーんだ一応は心配してくれるのか。
ふーん。
ばっと立ち上がって、くるっと向きを変え両手を広げる。
もちろん、窓の縁に立ったまま。
『やだな~、僕が脅しなんてするわけ無いだろ?
僕がするのは、バンジージャンプだよ?』
ニコって言うより、ニターって表現が似合うくらいに笑って前を見る。
『それでは皆さんご一緒に
″Let's バンジー!!!”
フォーーーーー!!!』
のりのいいクラスメート達の掛け声と共に、足に力を入れ窓の縁を軽く蹴ると一瞬の浮遊からの降下が始まる。
瞬間、馬鹿やろー!!と言う怒鳴り声と共に見えたオレンジが……………
近づいてくる?
え?なんでこいつまで落ちてきてんの?
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