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あのマットの厚みで2人って大丈夫かなー…?
下へと視線を向ければ、両手を広げて立つ男子学生。
あれ?下に置いといたマットは?
『マットなんかじゃ駄目だ!俺が二人を助ける!!!』
ちょwwwお前かwww
マットをどかすって、死ぬだろ?
馬鹿か?ああ、バカだからどかしたのか。
僕は、大丈夫だけどライオン君どうしようか。
下のも退かしたい……よし。
『吹っ飛べ!!!』
『『え??』』
上に手を伸ばし、ライオン君を掴んで斜め下に向かって振り下ろす。
もちろん、下の馬鹿にぶつけて弾き飛ばすつもりでおもいっきり。
『のあああーーーハゲうううう!!!』
『アーーーーー!!』
叫び声は気にしない…うん、気にしない。
地上に着くまでの数秒の出来事で、無事に僕は着地している………………はずだった。
着地する寸前、光に包まれて……
ここにいる。
光が、召喚魔法陣の発動の光ということは
………………やっぱり僕が勇者?
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