1章紐なしバンジーは異世界への儀式でした?

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あのマットの厚みで2人って大丈夫かなー…? 下へと視線を向ければ、両手を広げて立つ男子学生。 あれ?下に置いといたマットは? 『マットなんかじゃ駄目だ!俺が二人を助ける!!!』 ちょwwwお前かwww マットをどかすって、死ぬだろ? 馬鹿か?ああ、バカだからどかしたのか。 僕は、大丈夫だけどライオン君どうしようか。 下のも退かしたい……よし。 『吹っ飛べ!!!』 『『え??』』 上に手を伸ばし、ライオン君を掴んで斜め下に向かって振り下ろす。 もちろん、下の馬鹿にぶつけて弾き飛ばすつもりでおもいっきり。 『のあああーーーハゲうううう!!!』 『アーーーーー!!』 叫び声は気にしない…うん、気にしない。 地上に着くまでの数秒の出来事で、無事に僕は着地している………………はずだった。 着地する寸前、光に包まれて…… ここにいる。 光が、召喚魔法陣の発動の光ということは ………………やっぱり僕が勇者?
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