3#子猫にミルクを!!

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 「ほーら、ミルクだよー!!」  自分は、家族の目を盗んで飲みかけの牛乳を子猫に与えてみようとした。  「・・・・・・」  自分はためらった。  もし、この子猫達に母猫がいたとしたら?  それに、人間の匂いが付いたら母猫が寄り付かなくなり放置され餓死してしまうのではないか?  コンビニに寄る。  猫缶。  あの赤ん坊猫にたべさせよう。  ちょっと待った!!  あの子猫達に母猫がいたら・・・?  心配になった。  あの子猫は産み捨てられたのか?  それとも、ここを母猫が塒にしたのか?  頭の中が混乱した。  自分は結局、猫缶を買えなかった。  もし、自分の家族が猫という存在に愛情を持っていたならば、家の中で保護して育てられたかもしれない。  しかし、家族は猫が嫌いだ。  ジレンマ。  何も出来ない・・・  何をしようも、心配だけが募ってためらう。  悔しい・・・  悔しい・・・
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