エピローグ

7/7
211人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
 それから日々、飽きもせずに僕はロランに襲われていた。  あれから両親と再会して、そして僕がロランの嫁にされた顛末を聞いて、両親が自分達の実家に殴り込みをかけたといった騒動があったのは良いとして。  今日は貴族の集まりに僕は出させられていた。  すでに以前、住んでいた町の人達と挨拶はすでに済ませている。  そういった慌ただしい日々を過ごしていた僕達だが、今日はえらい学者先生の話を聞かされていたり、意外にこの生活は大変なのではないかという疑惑を僕は持つ。  でもロランが僕を好きだから頑張ろうと思う。  そこでロランが僕の手を握ったので僕も握りかえす。  ロランの嬉しそうな心の声が聞越えて僕も嬉しくなる。  そうそう、ロランの能力は“確率操作”という自分の望む結果を引き当てる能力であるらしい。  だから逃げても無駄だと言われて、何で僕がロランから逃げないといけないんだと言い返した。  ロランはとても嬉しそうだった。  そんなこんなで喧嘩したり仲直りしたりして、僕の幸せな日々は続いていくこととなった。 「おしまい」 あとがき ここまで読んで頂きありがとうございました。 これはもともとハードディスクの肥やしになっていた短編を長編化したものです。 昨年に、うん、これは絶対に受けないと思って別の場所に投稿したら、私比で受けたので転載しました。 それでは、また投稿したらよろしくお願いします。 次は魔王受けの話で今まで私が書いた長編の中で一番長いものにしようかなと思ったりしています。
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!