第1章

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毎年恒例になっている年末ジャンボ宝くじの10枚買いを今年も実行した。 合計3000円の支出也。年が明ければいつものように当選番号が発表になり、いつものように300円を手に入れる。何の変哲もないいつもの儀式。しかし今年は違った。なんと宝くじに当たって1億円を手にしてしまったのである。最初に私がやったことは会社を退職したことだった。そして1億円を元手に日経平均連動株を5000株購入した。5000株購入できた事実は大きい。なぜなら宝くじに当たる前、私は約100万円で日経平均連動株を35株購入し、運用していたのだがなかなか元手が増えない。サラリーマンをやっていたので昼間株価の変動を見ることができないのだ。仕事が終わり自宅に帰宅して初めてその日の株価の結果を知ることができる。このような運用だったので元手が大きく増えることはなく、むしろチャンスを逃がし減っている有様だった。しかし今は違う。サラリーマンという身分を捨て朝から晩までパソコンの画面に向かえる環境を手に入れたのだ。日経平均連動株5000株という打ち出の小槌を引っさげて。日経平均は1日の取引の中で10円単位で小まめに変動する。35株では10円の変動は350円の損得にしかならないが5000株あれば50000円の損得となる。 これは素晴らしいことである。なぜなら1日中画面に張り付いていれば10円程度の利益を得ることは比較的容易い。そして、肝要なことは欲をかかないことだ。もっとあがるんじゃないかとか思ったところで株の値動きは神のみぞ知るである。10円の上昇で1日50000円稼ぐ。これだけで十分である。大体1日5万円も稼ぐサラリーマンがどの位いるだろうか。 「1日10円で50000円」この原則を徹底的に守って運用していく。月収100万円も夢ではないのだ。
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