第1章

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本当は、何故?って問い詰めたい。 本当は、一緒にいたいよ、って甘えたい。 本当は、毎日、声が聞きたい。 これは我が儘な願いでしょうか。 付き合っている私たちの、彼女からの願いとして、我が儘なのでしょうか。 君が私の脳の中から、姿や声が消えてしまいそうで怖いのです。 こんな恐怖を抱いてしまうほど、月日は経ちました。 待っています。 何かを、君からの何かを、待っています。 今日は、こちらは雨が降っていました。
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