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ケースから目を外したレッドが見たものは……
ジリジリと距離を縮めレッドに迫るゼウスのメンバーたち!
「レッド、それは私が届けましょう。このままでは国際問題にも発展しかねません」
ブルーは紳士ぶった態度でレッドに手を伸ばす。
「そうなれば、ゼウスは殺し屋からも狙われるかもしれませんから。ここは危険な仕事ですが、私が代表して……」
ブルーの伸ばした手を、グリーンがパチンと弾くように叩いた。
「ブルーっ!貴様はその機に乗じ報奨金を……」
「なっ…何を……私は副リーダーとして皆を危険から…」
弾かれた手をさすり、ブルーはオロオロしたようにレッドを見る。
「あらあら。べつにこんな時だけそれを強調しなくてもいいんじゃないかしら?私達はゼウスのメンバー……リーダーも副リーダーもないんじゃない?」
ピンクは平静を装い口ではそういいながらも、目は金色のサソリが入ったケースに釘付けだ。
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