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みんなは『夢があるのかないのかわからないな』と目の前にない一億円の使い道を想像し吹き出す。
「だか、やはり我々は正義の軍団だ。その場合は、9割は寄付し、残りは運営資金にあてようではないか。世のため人のためだ。それでこそ“ゼウス”ではないかな?」
箸でおでんの中身をまわしながら、レッドはリーダーらしく歯を光らせ微笑む。
「ああ、そうだ。我々は正義の軍団」
「地球の平和は我々の肩にかかっている。そうだろ?」
「ええ……そうよね」
みんなの心がひとつになった。
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