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~アルトリシア国~
学園からほど近くの雪の草原を抜けたその先には小さな白い国があった。
建物の外壁は雪のように白く美しい場所だ。
国は宗教が盛んで大体の者が黒い服を着ていた。
そんな国を代表する大司教様は国の女神をとても可愛がっていた。
「おぉ! 我が麗しの女神アルミス様よ! 我が国に繁栄と平和を!!」
膝まづく大司教を見下ろす小さな少女は怪しげな笑みを見せながら大司教にこう伝えた。
「えぇ、良いわよ……でも私の言うことを何でも聞いてくれたら……ね!」
「我が麗しの女神様のためなら!!」
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