第1章
4/31
読書設定
目次
前へ
/
31ページ
次へ
僕はおずおずと葵の顔を見た。 すると葵は僕の顔を見てニッコリ笑った。 幼い頃と変わらない左頬にえくぼができる微笑み。 それに右目の下の二つのホクロ。 この人は葵だ。僕は確信するしかなかった。 彼女が葵だと認めると、目からは涙が溢れていた。 僕がそのことに気付くのと葵が手を伸ばすのは同時だった。 葵は僕の涙を拭(ぬぐ)って、「大丈夫」と小さな声で言った。
/
31ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!