第二章 一日目

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第二章 一日目

はぁ、眠れなかったー 青のせいだ! あんなこと言うから! ベッドから起き上がり、リビングに行く。 冷蔵庫から、クロワッサンとココアをとりだし、朝食を済ませる。 部屋に戻り制服に着替えて腰までの髪をポニーテールにし、ため息をつくと 「おじょーさん。ため息つくと幸せが逃げますよ」 声の主を見ると青がドアにもたれかかっていた。 「青!私の部屋にはいるな!!」 「いーじゃん!同居してんだし。」 口笛をふく青に尻に蹴りを入れる。 「最低だな!!もうっ、さきいきいくから!!」 部屋を出ようとすると、 「寝不足?」 「!?」 「あらまー、図星?」 「お前のせいだ!」 「オレのせい?」 「そーですよ」 青を押し退け靴を履き家を出る。 後ろをみると、青が鍵を閉め私のとなりにならんだ。 「でもさ、昨日いったこと本気だよ?オレ、美海好きだし。」 「信じられないよ。昔、あんたにされたこと今でも気づついてんだから。」 冷たくいい放つ。 「っ!」 悔しそうに顔を歪ませる青。 そのまま、無言で二人とも学校に到着する。 教室に入ると、親友の葉山雨依がやって来た。そして雨依のとなりは、青の親友の間野仁。 「おっはよー美海」 「おはよ!雨依」 「今日日直でしょ?桐田と。」 「うん…めんどい変わってよー」 「やだー!」 「まぁ、頑張りますか。」 「ファイト!!」 雨依がバシバシと私の肩をはたく。 痛いですよ… 雨依…
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