第二章 一日目

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朝の会が始まって、三時間目になったとき、担任に「今から、資料室掃除してこい」といわれ、青と一緒に掃除中。 窓を拭き終わり青に声をかける。「青。ちゃんとやってよ!!」 「うっさい。」 「あっそ。いいよ、一人でやります。」 踏み台を使い棚を拭いていたら、足をひねり踏み台からおちてしまった。 「美海!」 「いったー」 「大丈夫か!?わるいお前一人でやらせるんじゃなかった…」 「へーきだよ。ほらたてるし」 たった瞬間よろけてしまい青の胸にぶつかった。 「お前、ひねった?捻挫したろ?」 「多分…でも、大丈夫!」 「大丈夫じゃねーから。」 ふわっと、抱き上げられ、椅子に座らせられる。 「お前は、休んでて」 「でも、」 「こー言うのは男の仕事!」 ポンポンと頭を撫でられる。 あれ?青の手こんなに大きかったっけ?
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