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壁一面がガラス張りになっている窓から街中を見渡せてしまうほどの高いビルに入っている最上階のレストラン。
辺り一面がキラキラと輝く宝石のように瞬いている夜景を見ながら頂いたフレンチは最上級のもので。
「美味しかった」
最後の一口をごくんと飲み込んだところで、自然と口から飛び出してきた。
ナプキンで口許を拭い、水の入ったグラスを口に運ぶ。
「玲夢」
少し前に食べ終えていた晴希さんはその時を待っていたかのように口を開いた。
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