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貰ったばかりのネックレスに視線を止めながらそんなことをぐるぐると考えていると、ふと視線を感じて顔をあげる。
そこには眉を下げながら不安そうに笑っている晴希さんがいて。
「困ってる?」
「え」
「いや、だって、そんな顔をしてる」
そんな顔って、困った顔?
「そんなことない! 全然困ってないよ」
寧ろ嬉しくてしょうがないのに、そんな風に見えていたなんて吃驚して、慌てて否定したけれど、それでも晴希さんの表情は曇ったままで。
どうしてそんな風に思ってしまったのか不思議でしょうがない。
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