第1章

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たまらないこと どうしてだろうか、今はただ、カレが隣にいないことがたまらなく切ない。 どうして涙が出て来るのだろう。 どうして愛してしまったのだろう。 どうして好きだなんて言ってしまったんだろうか? 私はカレにどうして欲しかったんだろうか? 好きといって抱きしめてほしかった? 大嫌いといって吹っ切らせてほしかった?   全部違う。 私はカレと最初から初めから逢いたくなどなかった。 カレをまつことはたまらなく哀しくて寂しいことを知ってしまったから、 カレがあの時私に応えてしまったからだ。    帰ってきたら沢山甘えよう。 鬱陶しいとカレはきっと笑顔で構ってくれるはずだ。 私はずっとその時間が愛しくてたまらない。                      ...............End
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