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いつまでも千夏ちゃんに甘えてばかりではいけない、と思いつつも、千夏ちゃんが帰ってただ散乱するゴミたちに囲まれ、財布の中身を確認すれば千円札一枚のみを見つけただけ。非情な現実が押し寄せる中で、やっぱり私にとって、千夏ちゃんは神や天使にも優る存在であった。
(今はお世話になるばっかりで、私がしてやれることは少ないが、将来必ず、彼女へ恩返しをしなければならない。)
その為にも、今のこの辛いときをなんとか乗り越えていこう、そう思っていた矢先ーーー
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