19990101

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彼女の名前が「千里」ちゃんだった事、 彼女のバイト先が大手量販店のエレクトーン展示場だった事、 繋がるかどうか?は解らないけど携帯の番号を聞けた事、 親が自営業のお嬢さんだった、 友達が国公立の大学に。。。。 これはどうでもいいや。 夢の様な正月が過ぎ、春を迎え、 バイト先の柱の陰から、白いブラウスと黒い巻きスカートの彼女を見て興奮し、 その事をショートメールで伝えては叱られ。。。 。。。少しでいいから俺に時間をくれ!! 5つも下の女性に叱られるのだ!! 表に出りゃ社会人として風を切ってる男が、女学生に叱られるのだ。。。 こんなに甘い刺激が他にあるかい? なんだかんだと焦らされて、初デートは鯉登も泳がなくなった5月の半ば。 海なし県奈良でも、いい魚を出す居酒屋をリザーブした。 たまたま俺ん家が彼女のバイト先の通過点にあった事、 その粋な店が俺ん家の近所にあった事はラッキーだった。 あえてラッキーだったとは書いてはいるが、俺は運命だと信じている。 その3か月後に彼女が昔から行き慣れた花火大会で彼女が浴衣、俺が金色のシルクのアロハで決めて。。。 デート自体は決定打が出なかったけれど。。。 それでも「運命」だと思ってる!! クリスマスは友達と過ごすって言っていたけど、 「ミレニアムカウントダウンは二人で。。。」 って約束してくれたもん!!
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