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彼女の名前が「千里」ちゃんだった事、
彼女のバイト先が大手量販店のエレクトーン展示場だった事、
繋がるかどうか?は解らないけど携帯の番号を聞けた事、
親が自営業のお嬢さんだった、
友達が国公立の大学に。。。。
これはどうでもいいや。
夢の様な正月が過ぎ、春を迎え、
バイト先の柱の陰から、白いブラウスと黒い巻きスカートの彼女を見て興奮し、
その事をショートメールで伝えては叱られ。。。
。。。少しでいいから俺に時間をくれ!!
5つも下の女性に叱られるのだ!!
表に出りゃ社会人として風を切ってる男が、女学生に叱られるのだ。。。
こんなに甘い刺激が他にあるかい?
なんだかんだと焦らされて、初デートは鯉登も泳がなくなった5月の半ば。
海なし県奈良でも、いい魚を出す居酒屋をリザーブした。
たまたま俺ん家が彼女のバイト先の通過点にあった事、
その粋な店が俺ん家の近所にあった事はラッキーだった。
あえてラッキーだったとは書いてはいるが、俺は運命だと信じている。
その3か月後に彼女が昔から行き慣れた花火大会で彼女が浴衣、俺が金色のシルクのアロハで決めて。。。
デート自体は決定打が出なかったけれど。。。
それでも「運命」だと思ってる!!
クリスマスは友達と過ごすって言っていたけど、
「ミレニアムカウントダウンは二人で。。。」
って約束してくれたもん!!
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