○○○○○カウントダウン!!

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『今日も。。。良かったょ?』 しり上がりの語尾に若干イラッとしながら中山のつぶやきを無視した。 あの子と出逢った小西通りは高校生で溢れ。。。 ゴールデンタイムから網を張ったファミレスでは、家族連れも少なく閑散としていた。。。 『まるっきり成果がない訳でもさあ。。。』 よっぽどイライラしてたのか中山がのらりくらりとフォローしてくれる。 こんな時のこいつの優しさは痛い。 「ブサイクのメルアド聞いても仕方ないやろがなっ!!それにお前。。。」 そこから先は俺も言いよどんだ。。。 やたら聞き上手でウエルカム二人組の女子は、俺達と夢を語らい、互いに健康である事を誓い、みんなの両親の健康まで祈って、とある健康食品を紹介た。。。 そう。早い話がネズミ講の片棒を担がされるところだったのだ。 『まあまあ。。。。』 いつもより重く感じるファミレスのドアを開けると、マイルドとワイルドの2人が夜空に向かって吠えていた。
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