ぼくの日常

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それは、白い包みに覆われていた。 その側には ユリの花、キクの花 くだものに日本酒 そして、写真が飾ってあった。 そっと、女の人に視線を戻すと、涙が流れたあとだった。一筋の涙がソファに向かって落ちているところだった。 その顔に、その涙に、ボクは目が離せなくなっていた。
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