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「ありがとう!実は店をたたもうか……って所まできていたんだ」
やはり、あの日のマスターは何かを決意したような目をしていた。
良かった、私の心のオアシスを守るためにもこの100万円はマスターにとって今、必要なお金だ。
僕はマスターに9900万円を渡した。
なぜだろう……
元々、自分のお金では無いのになぜかすごく惜しい。
なかなかお金が入った紙袋の持ち手を放せなかった。
マスターは僕と謎の紳士の会話を聞いていたので、大体のことは把握していた。
こうなった以上、謎の紳士の願いを全うさせてやりたいと語りあった。
僕らは今後の受取手のために、ルールのようなようなものを書いてお金に添えることにした。
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