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「いやあああっ!!!?」
――ガバッ!!
勢いよく飛び起きた。
体は普通に動く。
窓から射し込む朝日。
「……あ…れ?」
――朝?
いつの間にか寝ていたの?
じゃああれは夢?
そっ、そうだよね……。だって大体あんな不可解なことが起きるはずないもん。
ホッとしながら念のため自分の左腕を確認する。
「あっ……」
愕然とした。
何故なら私の左腕には針で刺したような痕が大量に残っていたから。
更に枕元にはあの朽ち果てた館の写真も――。
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