1人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
束の間でも、
むせるぐらいにかおる、
その楽園の花々を、
満喫したかった....
佑香はすっかり
夜の蝶と化していた…
彼がクラブなんかに
場慣れしているかどうかなんて?
そんなことは知らないし、
その時の佑香にとっては
どうでもいいことだった。
彼はその提案に即座に飛びついた。
----周りから見たらどうなんだろう----
若い子をひらひらさせて、
かこっている、
熟女に見えるのしら?
そんな考えが、一瞬頭をかすめた……
でも、そんなこともどうでもよかった。
世間一般の道徳感なんて、、
解き放たれてしまった
夜の蝶は、
とっくに凌駕してしまっていた……
踊ろうが、踊るまいが、
それも構わない。
今夜だけの、
楽園が
待っている……
最初のコメントを投稿しよう!