第1章

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ーーーーーーーーー 気づくと、 佑香は、自分のベッドで 寝ていた。 ??? 昨夜の記憶が消えていた…. それと同時に、 激しい頭痛と、 二日酔いと、 得たいの知れない不安と、 後悔の念がいっぺんに押し寄せてきた……. 週末は ほとんど、ベッドで無駄にしたけれど、 2日間かけて わかったのは、 少なくとも、彼は 一緒じゃなくて、 カギもちゃんとかかっていて、 バッグも財布もあるということ。 洋服も着たままだったけど、 特に乱れたところはなかったということ。 ――いったい何が起こったのだろう―― はっきりと覚えているのは、 伊藤君を誘って、 クラブへ行ったところぐらいまで。 その後の記憶は吹っ飛んだ。 踊って、親密になったような、 ならなかったような… 何をやらかしちゃったのかしら... 明日からどうやって仕事にいけばいいのかしら。 確かめる勇気も、合わす顔もない--------------
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