第1章

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月末締めにおわれ、夜8時ごろ、 ケータイをチェックすると、 登録されていないナンバーが3回 入っていた。 まさか….. と思ったとたん、同じ番号が 振動する。 後ろめたい思いと、冷や汗で 振動しているスマホを凝視する。 ------------- ようやく応答できたのは、 15回ほど鳴ってから... もしもし? 一瞬間があって、 聞こえてきた声は……彼。 「係長?」 「あ、はい….」 「金曜日の夜は大丈夫でしたか?」 「………..」 「だいぶ酔っているようだったから….」 ? 「あの後送ろうと思ってたんですけど、 クラブから出て、係長すぐにタクシーに 飛び乗って帰っちゃいましたから…..」
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