第1章 #2

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佑香のほうから 歩み添って、 その愛おしい頬に 手を伸ばしそうとした瞬間、 作業中の手に 気づいて、 思わず、 ひっこめた。 ーーーーグイッーーーーー その瞬間、 彼は土の匂いのする、 その手を掴んで、 自分の頬に引き寄せた。
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