第1章 #2

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佑香の手の中に 頬をあずけ、 目を閉じる彼。 一瞬身をこわばらせた 佑香だったが、 緊張はすぐにとけ、 彼の頬をやわらかく包み込んだ。 彼はおもむろに 目を開けると、 佑香の両手首をゆっくりと握りしめ、 佑香を見つめる...... 時空が飛んだ...... 心の奥底では、 ずっと 求め合っていたふたり、 愛しいひとが いま目の前にいる...
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